ライバルの成功を願う
たびたびスランプやトラブルに見舞われながらも、そのたびに不死鳥のごとく復活を遂げているプロゴルファー、タイガー・ウッズ。 ウッズの強さの源は、ドライバーの飛距離でもパターの技術でもなく、土壇場での圧倒的な勝負強さにあります。 その勝負強さの秘密は、彼が幼少期から続けてきた「ライバルの成功を願いながら戦う」習慣にありました。 2005年に行われたアメリカンエキスプレス選手権でのこと。最終日、ウッズはアマチュア時代からのライバル、ジョン・デーリーと優勝争いを繰り広げていました。試合は18ホールでは決着がつかず、プレーオフへもつれ込みます。まずはウッズが決め、デーリーの番。デーリーがバットを[…続きを読む]
2022/12/09 執筆者:setoguchi