鏡の前で”今日が最後の日なら”と問いかける
アップルの創業者スティーブ・ジョブズは、1977年に発売した『アップルⅡ』で大成功を収めました。ところが、その翌年にIBMがPC市場に参入すると、シェアが奪われる状況に。起死回生には次世代PCの開発が急務でした。 ところが、「新型PCにはシンプルな美しさが必要だ」と主張したため、開発は難航。しかも、当時のジョブズは独善的なふるまいから社内で微妙な立場にありました。 そんな状況下で、ジョブズは鏡に映った自分に問いかけます。 「もし今日が自分の人生最後の日なら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいのだろうか?」 問いかけた結果、ジョブズにとって「美しさ」は絶対にやりたいことでした。設計[…続きを読む]
2022/12/11 執筆者:setoguchi