プラスの言葉とマイナスの言葉

執筆者:setoguchi

 「言葉」の大切さを端的に教えてくれるのは、オリンピックでのアメリカの金メダル数です。夏季1061個、冬季115個、計1176個は断トツの世界ナンバーワン。これこそプラスの言葉の成せる業です。なぜなら、ほぼ全員といえるアメリカ人が「できる」としか口にしないからです。

 彼らのイメージトレーニングは、「金メダルを獲った」「世界記録を樹立した」からスタートします。その未来から逆算して、今、足りないものをコツコツやっていくのです。未来⇒現在⇒過去という流れ。このために必要なのは、「できる」というプラスの言葉なのです。

 その過程で「できない」というマイナスの言葉を使った瞬間、金メダルへの道が閉ざされてしまうことを知っているのです。

 日本人はどうでしょうか。80%はポジティブなアメリカ人に対し、日本人は70%がネガティブといわれています。そんな日本人はなかなかプラスの言葉を口にできません。人からどう思われるかを気にしますし、恥ずかしさも先に立ちます。

 「プラスの言葉を使え」と言われても、なかなか言えるものではないことも事実です。そこで、やり方があります。無理してプラスの言葉を言う必要はありません。まず、マイナスの言葉を言わないようにすればいいのです。

 実は、言ってはいけないマイナスの言葉が5つあります。この5つを言わないだけでもプラス思考に近づき、人生が変わります。その5つとは、「でも」「だって」「わからない」「難しい」「できない」です。

 「でも」「だって」は、自分がやらない理由、行動しない理由につながる言葉です。「わからない」「難しい」は、思考を止める言葉です。そして「できない」は、ご存知「できない理由」を探します。この5つの言葉を使った瞬間に、ネガティブ思考になるのは間違いありません。

 無理してプラスの言葉を使うより、マイナスの言葉を使わないようにする。とくに5つのマイナスの言葉は厳禁にする。これだったら、そんなに難しいことではないでしょう。意識すれば、あなたにもできるはずです。

 

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