人間関係が正しく構築されることほど、大事なことはありません。仕事でも、家庭でも、コミュニケーション能力が高くなればなるほど、その関係はスムーズになります。怒りをコントロールすることもそうですが、以下のことに気を付ければ、コミュニケーション能力が高くなることは間違いありません。
まずは、ボディランゲージです。相手の仕草や動作で、隠している感情がわかる場合があります。
- 手で鼻や顔を触る、口を隠す → 嘘をついている(カバーリング)。他の動作としては、まばたきの回数が増える、目を異常に大きく開く、唇をなめる、盗み見をする、などがあります。
- アゴを手で触る → 迷っている、何かを考えている。
- 髪に手で触れる → 私、寂しんです(セルフ・ストローキング)。
- 腕組み → 拒絶、拒否、自己防衛のポーズ(無意識に心臓を守る)。年上の人の話を聞いているときはやってはいけません。
また、自己重要感に気付くことも大切です。自己重要感は「人からよく思われたい」「自分が大切」などの人間の最も重要な欲望のことで、相手の重要度を満たすことが大切だといわれています。そのためには、
- 相手の名前を呼ぶ → 人は自分の名前を呼ばれるのは嬉しいですし、覚えてもらえればなおさら嬉しいもの。とくに名刺はすぐ覚えた方が自己重要感を満たします。
- 誠実な関心を寄せる → 人は、定期的に会って、親身になって話を聞いてくれる人を間違いなく好きになるといわれています。よく話を聞いてあげることこそ、相手の重要感を満たします。
- 批判しない(否定しない) → 何を言ってもすぐ批判したり、否定する人こそ、コミュニケーションをとるのが下手です。とにかくまず受け入れることです。
さらに。第一印象も重要です。人の好き嫌いは、「最初の4分間(3分間という人もいる)で決まる」といわれています。好かれる人になるためには、「好意」「好感」「好印象」を獲得しなければなりません。小奇麗な格好、とくに靴がポイントとなることを忘れないでください。