自分の夢に名前をつける

執筆者:setoguchi

 アニメで成功を収めたウォルト・ディズニーは「誰も見たことのない遊園地をつくる」という夢を描くようになります。49歳のとき、この夢に「ミッキーマウスパーク」という名前をつけ、多くの人に伝えるようにしました。名前は途中で変わりますが、それから7年後に「ディズニーランド」が完成します。

 実は、夢に名前をつけ、周りに言い広めると、その夢は叶いやすくなるのです。

 「誰も見たことのない遊園地をつくる」と聞いても、人はあまりピンときません。そもそも誰も見たことがないのですから、当たり前です。しかし、「ミッキーマウスパーク」と具体的に名づければ、ミッキーを中心にした遊園地だとイメージしやすくなります。夢の成就には、手助けがたくさんあったほうがいいもの。夢に名前をつけて、具体的な形に落とし込むのは、成就への第1歩になるのです。

 名づけた夢の実現へ動かざるを得なくなるステップは以下の4つです。

 ステップ1:自分の夢に名前をつける

 会社名、施設名、キャッチフレーズ、具体的な数字など、自分の夢に名前をつける。いわゆる決意表明。ぼんやりした夢から明確な夢に変えることができる。

 ステップ2:なるべく多くの人の前で発表する

 名づけた夢を1人でも多くの人に聞いてもらう。名前は夢の途中で変わってもOK。ディズニーランドという名称もそうだった。

 ステップ3:自分自身にプレッシャーがかかる

 多くの人に発表したことで、自分自身にプレッシャーがかかる。夢に向けて動かざるを得なくなり、努力を重ねることを惜しまなくなる。

 ステップ4:周りからのサポートを受ける

 多くの人に夢を語れば、助けてくれる人は必ず現れる。名前により夢の内容が具体的になるので、周りも手助けしやすくなる。

 もし、夢があるのなら、成就(成功)しやすくなるこの4つのステップを踏んでみてください。まずは、夢に具体的な名前をつけるところからです。

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