「夜は何を着て寝るのか?」という記者の質問に対し、マリリン・モンローが「シャネルの5番よ」と答えたのは有名な話です。本当に彼女が「シャネルNO.5」だけつけて全裸で寝ていたかはわかりませんが、ふだんから赤い下着を好んで着る習慣があったことは知られています。
1950年代のセックスシンボルとして世界を魅了したマリリン・モンロー。彼女の人気に一役買ったのが赤色です。赤い口紅、赤いハイヒール、赤いドレス・・・。赤色は性的な魅力を高めます。
赤色の効果はセックスアピールだけではありません。色彩心理学では「赤は元気が出る色」として知られています。下着のほか、シャツ、ネクタイ、ハンカチなど小物やアクセサリーに赤色を取り入れるのも効果があるといわれています。
赤いアイテムがもたらす効果は以下のようなものがあります。
・男性らしさ、女性らしさが増す(どの文化圏で調査しても、赤を身につけた異性が一番魅力的に見えるといわれています)
・社会的成功者に見える(とくに男性の場合、赤いアイテムを取り入れると、社会的成功者に見られやすいという研究結果があります)
・自分を他人に印象付けられる(赤色には、人の感じ方を強める性質があります。赤いアイテムを持てば、他人から見た自分の印象を強めることができます)
・ビジネスが成功する(赤は時に、相手にとって攻撃的な色になり得ます。それをうまく利用すれば、こちらのペースで商談を進められるでしょう)
また、下着メーカーのワコールが、「赤い下着に対して持つイメージ」のアンケート調査をした結果、35%が「パワーをもらえる」、35%が「気合が入る」、34%が「運が開ける」、22%が「あたたかく感じる」、18%が「やる気を起こしてくれる」とポジティブな意見が上位を占めました。
みなさんも、ここという時に赤い下着をつけたり、赤いアイテムを身につけてみてください。自然とやる気スイッチが入ることでしょう。私も講演のときには必ず赤いパンツをはいて臨んでいます。